目次
はじめに
「タロットって、なんだかちょっと怖い…」
そう感じたことがある方、意外と多いのではないでしょうか。
神秘的な絵柄や“未来を占う”というイメージから、「危ない」「呪いと関係してるのでは?」といった誤解から一歩を踏み出せない人が多いのも事実です。
ですが、タロットカードは本来、自己理解や気づき、前向きな選択をサポートしてくれるツールです。
誤解や偏見から遠ざけるのではなく、正しい知識を持つことで安心して向き合うことができるのです。
この記事では、「タロットカードは危ない」と言われる理由や背景、そして実際に気をつけるべき本当のリスクを解説しながら、健やかに楽しむためのポイントをご紹介します。
「タロットカードは危ない」と言われる3つの理由
危ないと言われる理由①占い=オカルトという先入観
まず多いのは、「タロット=オカルト・魔術的なもの」というイメージ。
確かに、カードには象徴的で少し不気味に見える絵柄もあります。
たとえば「死神」や「塔」など、名前だけ聞くと怖く感じるかもしれません。
でもこれらは“実際の死”や“破滅”を意味するのではなく、心理的・象徴的なメッセージを表しているんです。
タロットは元々、14〜15世紀のヨーロッパでゲームのカードとして使われていたという歴史もあり、魔術や呪術とは本来無関係。
後に占いツールとして使われるようになり、現在のような形に進化しました。
危ないと言われる理由②ネガティブな結果を引きずる人がいる
もうひとつ、「悪いカードが出た=不幸になる」という誤解から、不安を感じる方も多いです。
でも実は、タロットに“絶対的な未来予言”の力はありません。
カードはあくまで、「今の自分の状態や、これからの流れを読み取るヒント」を与えてくれる存在。
結果に一喜一憂するのではなく、“どうすればより良い未来に向かえるか”という視点で捉えることが大切です。
危ないと言われる理由③宗教的・文化的なタブー
一部の宗教や文化圏では、占いそのものがタブーとされることもあります。
家庭や育った環境によっては、タロットに対して抵抗感があるかもしれません。
ただ、現代のタロットはスピリチュアルというよりも、心理学やセルフリーディングのツールとして使われることも多く、自己理解やメンタルケアの一環として受け入れられつつあります。
実際に注意すべき“本当のリスク”とは?
では、タロットにはまったくリスクがないのでしょうか?
ここからは、“使い方次第で気をつけたいポイント”をご紹介します。
依存しすぎるリスク
「今日は何をすればいい?」「何を食べればいい?」…
なんでもかんでもタロットに聞きすぎると、自己判断力が落ちてしまうことがあります。
もしかして依存気味かも?セルフチェック
- □ 毎日占わないと落ち着かない
- □ 悪いカードが出ると1日中気にしてしまう
- □ タロットの結果に従わないと「バチが当たる」と思ってしまう
- □ 自分で決断するよりも、まずカードに聞いてしまう
- □ 他人にもカードの結果を押しつけたくなることがある
もしチェックが3つ以上ついた方は、一度カードと距離を置き、日記や瞑想など他の自己対話ツールも試してみるのがおすすめです。
ワンポイントアドバイス
タロットは“自分の心の声”をカードという形で映し出し、ヒントをくれるツール。
人生の答えを一方的に指示するものではありません。
どんなに不安なときでも、決めるのはあくまで自分自身という意識を持つことが大切です。
自分や他人を縛るような読み方
「このカードが出たから、もうムリ」「悪い運命だから諦めよう」
こうした“決めつけ”は、自分の可能性を狭めてしまいます。
また、他人に占いをする場合も、「絶対こうなる」と断定的に言ってしまうと、相手に不要な不安を与えてしまう可能性も。
カードの意味は固定ではなく、状況や質問、心の状態によって柔軟に読み取ることが大切です。
占う側(リーダー)との相性や知識の差
もし他人に占ってもらう場合、その人の言葉に強く影響を受けることもあるでしょう。
信頼できるリーダーならいいのですが、中には不安をあおって依存させようとするようなケースもないとは言えません。
また、自分でリーディングする際にも、独学で断片的な知識だけを使ってしまうと、カードの意味を誤解してしまうことがあります。
きちんと学びながら、カードと丁寧に向き合いましょう。
安心してタロットと向き合うための3つのポイント
カードは“道具”、使う人の心がカギ
タロットカードは、ナイフやハサミと同じように、使い方によって良くも悪くもなる道具です。
大切なのは、カードに「何を求めるか」「どんな気持ちで使うか」という“心の向き”。
前向きに、成長や気づきのために使えば、タロットはとても優れたサポートになります。
ネガティブなカードも“成長のチャンス”
たとえば「死神」は、終わりや別れを意味しますが、同時に“再生”や“新しいステージへの移行”を示しています。
「塔」は突然の崩壊を意味しますが、それは“必要なものを見直すための衝撃”とも言えます。
一見ネガティブなカードでも、そこには必ず前進へのヒントが含まれています。
安心して学べる環境を見つけよう
最近では、本やYouTube、オンライン講座など、初心者でも安心して学べる環境が増えています。
占星術や心理学と組み合わせて学ぶことで、より深くカードの意味を理解できるようになりますよ。
誰かに教わるのも良いですが、「自分で感じて、自分で気づく」ことも大切です。
怖くない!やさしいデザインのタロットカード
「タロットを始めてみたいけれど、あの“死神”とか“塔”の絵柄がちょっと…」
そんな方におすすめしたいのが、やさしくて可愛いデザインの“初心者向けタロットデッキ”です。
やさしい絵柄のおすすめタロットデッキ3選
The Light Seer’s Tarot(ライトシアーズタロット)

色彩が鮮やかで、どのカードも希望に満ちた雰囲気。
心理的な気づきを促すイラストが多く、ポジティブな読み取りにぴったりです。
The Gentle Tarot(ジェントルタロット)
自然との調和、心の静けさをテーマにした作品。
繊細で美しいアートワークが特徴で、ヒーリング感覚で使えるのが魅力。
ルナズベアータロット
マットで使いやすい傷のつきにくい紙質と、 優しくて愛されるイラストのカードたちで構成されています。
初心者でもわかりやすいように、完全版に準拠した絵柄で、誰でも使いやすい可愛く癒されるクマの優しいタロットカード。
デッキ選びのポイント
- 「見ていて落ち着く」「手に取りたくなる」かどうかが大切
- 初心者は78枚すべてに絵がある“ライダー版”ベースのものを選ぶと学びやすい
- 絵柄の雰囲気だけでなく、カードの大きさや紙質も自分に合うか確認しよう
まとめ:タロットカードで、危なくない、もっとやさしい占い体験を
タロットカードは、「危ないもの」ではありません。
でも、“どう使うか”によっては、自分にとってストレスや混乱を招く可能性もあるということを、知っておくことは大切です。
- ネガティブなカードも「悪」ではなく、「気づきのサイン」
- 依存しすぎず、自分の感覚とバランスよく付き合う
- タロットは未来を決めるのではなく、“未来をよりよくするヒント”を与えてくれるもの
怖がる必要はありません。
まずは「ちょっと触れてみる」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
あなた自身の心の声を聞く、新たな扉が開くかもしれません。
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